通年上映
午前11時の
日本映画・アジア映画クラシックス
福岡市総合図書館が収蔵する映画のなかから、日本・アジア各国の選りすぐりの古典映画や名作映画を木曜、金曜、土曜に週替わりで上映します。(一部期間を除く)
観覧料:
大人=500円/大学生・高校生=400円/中学生・小学生=300円/福岡市在住の65歳以上の方・「わたすクラブ」会員=250円(要証明書・会員証原本提示)/障がい者の方および介護者の方1名=無料(要証明書提示)
5/29[木]11:00 5/30[金]11:00 5/31[土]11:00
無法松の一生
1965/大映/96分/カラー/35ミリフィルム上映
監督:三隅研次
出演:勝新太郎 有馬稲子 宇津井健 二宮秀樹
福岡市総合図書館収蔵作品
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明治三十年代の九州・小倉で、本名の富島松五郎より無法松の仇名で知られた暴れ者の人力車夫がいた。名作「無法松の一生」の4度目の映画化作品。1943年の阪東妻三郎主演、稲垣浩監督による最初の映画化と同じ伊丹万作の脚本を使用している。粗野だが純情な小倉の車夫、松五郎と陸軍大尉の未亡人親子との交流を描く。監督は「座頭市」の三隅研次。
6/19[木]11:00 6/20[金]11:00 6/21[土]11:00
鉄腕投手 稲尾物語
監督:本田猪四郎 出演:稲尾和久、志村喬
1959/日本(東宝)/白黒/105分/35ミリフィルム上映
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稲尾和久は大分・別府の漁師の子として生まれた。中学で野球を始めすぐに注目を集め、1956年、西鉄ライオンズに入団。入団した年に21勝をあげ新人賞を獲得、1957年には最高殊勲選手と最優秀投手に選ばれる。本作は西鉄ライオンズが日本シリーズ3連覇により製作が決定したもの。稲尾本人だけでなく、多くの選手、コーチも出演し、試合の映像もふんだんに盛り込まれている。監督は「ゴジラ」(1954)の本田猪四郎。
6/26[木]11:00 6/27[金]11:00 6/28[土]11:00
あひるを飼う家
監督:リー・シン 出演:タン・パオユン グ・シャンチン
1965/台湾/カラー/111分/日本語字幕付き/35ミリフィルム上映
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リン家は政府からあひるの品種改良を請け負っていた。美しい娘のシャオユエが父の仕事を手伝っていたが、二人は実の親子ではなかった。そのためリンは秘密を知る彼女の実の兄のツァウフウに、いつもお金をせびられていた。農業の生産改善と増産による経済振興を目指す当時の政府の方針に合致した作品だが、多くの観客にも愛されるリー・シン監督の代表作。
6/12[木]11:00 6/13[金]11:00 6/14[土]11:00
五月の顔
The Faces of May
監督:ダン・ニャット・ミン
1975/ベトナム/白黒/38分/日本語・英語字幕付き/デジタル上映
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1975年4月30日、北ベトナム軍がサイゴン(現在のホーチミン市)を占領、最後のアメリカ兵がヘリコプターで脱出し、ベトナム戦争は終結する。ホーチミン死後6年を経過していた。監督のダン・ニャット・ミンはその直後の5月、サイゴンに入り、本作の撮影を始めている。映画は静まりかえった南ベトナム大統領府の映像で始まる。そして荒れ果てたアメリカ大使館の姿が続く。
レ・バ・ダン
Le Ba Dang-from Bich La to Paris
監督:ダン・ニャット・ミン 出演:レ・バ・ダン
2015/ベトナム/カラー/23分/日本語・英語字幕付き/デジタル上映
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2015年3月に94歳で亡くなったベトナム出身の現代美術家レ・バ・ダン。1921年に生まれた彼は、1939年にフランスに渡り、亡くなるまで異国で創作活動を続けた。彼の絵画や彫刻は欧米をはじめとしてアメリカ、日本でも数多く紹介されている。本作は彼へのインタビュー、彼が描いたテキストの朗読、アトリエでの創作風景を交え、その世界観に迫る短編ドキュメンタリー。
上映スケジュール
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