企画上映

ボリビア独立200周年・日本との協働50周年記念

ウカマウ集団60年の全軌跡:21世紀編

12月21日(日)、12月24日(水)~27日(土)

アンデス地域の先住民の視点に立った映画づくりで、世界に衝撃を与えたボリビアの映画集団ウカマウの軌跡を展観する。

ウカマウ集団60年の全軌跡 公式サイト https://www.jca.apc.org/gendai/ukamau/

(配給:シネマテーク・インディアス/配給協力:スタンス・カンパニー、ムヴィオラ)
◎すべてボリビア(ウカマウ集団)/ホルヘ・サンヒネス監督作品/デジタル上映/日本語字幕付き


観覧料: 
一般=1,400円/学生(大学生・高校生・中学生・小学生)および各種割引=700円 ※以下の方が割引となります(要証明書・会員証原本提示)。①福岡市在住の65歳以上の方/②「わたすクラブ」会員/③障がい者の方および介護者の方1名


太田昌国氏(シネマテーク・インディアス)講演

12月21日(日) 14:00
「女性ゲリラ、フアナの闘い -ボリビア独立秘史-」 上映後

(15:45-16:45/講演は入場無料)

太田昌国(おおた・まさくに)

1943年生まれ。編集者、評論家、民族問題研究者。1960年代から70年代にかけてのラテンアメリカにおける政治的・社会的・文化的な胎動に刺激を受け、現地を旅し、1975年にウカマウ集団の監督のホルヘ・サンヒネス、プロデューサーのベアトリス・パラシオスと出会う。ウカマウ集団と半世紀にわたる歴史をまとめた著書『ボリビア・ウカマウ映画伴走50年』を2025年に上梓した。




12/25木14:00

最後の庭の息子たち
Los Hijos del Ultimo Jardín

2003/カラー/97分

音楽:オスカル・ガルシア 
出演:ビクトル・サリナス、アレハンドロ・サラテ



民衆が経済危機の中で苦難の生活をおくるなか、政府高官は汚職を繰り返している。それに怒りを燃やし、何かの行動を考える青年。他方、現代風な享楽的な日々をおくる青年たち。確たる展望も持たぬままにもがく。ウカマウ集団が、初めて都会の青年たちを題材に撮りあげた青春群像劇。

12/24水14:00

叛乱者たち
Insurgentes

2012/カラー/83分

音楽:セルヒオ・プルデンシオ 
出演:ルカス・アチリコ、レイナルド・ユフラ

 



18世紀末、スペインの支配からの解放を目指す先住民族の戦いに始まり、2005年、ついに先住民出身のエボ・モラレス政権が誕生するまでのボリビア史を物語る。さらにグローバリゼーションという大波に抵抗する21世紀の革命の映画を模索した。2013年国際政治映画祭第一位(ブエノスアイレス) ほか受賞。

12/21日14:00 12/27土14:00  

女性ゲリラ、フアナの闘い
-ボリビア独立秘史-
 
Guerrillera de la Patria Grande, Juana Azurduy

2016/カラー/103分

音楽:セルヒオ・プルデンシオ 
出演:メルセデス・ピティ・カンポス、クリスティアン・メルカード


解放闘争を担った実在の女性、フアナ・アスルドゥイ(1780-1862)。独立を宣言した1825年、フアナの質素な住まいを、「解放者」シモン・ボリーバルと、初代大統領となるアントニオ・ホセ・デ・スクレが訪ねてくる。スペイン支配からようやく独立宣言をした新しい共和国樹立の記念式典だというのに、フアナが一向に姿を現さないからだ。フアナは、なぜ祝おうとしないのだろうか。

12/21日11:00 12/26金14:00

30年後 -ふたりのボリビア兵-
Los Viejos Soldados

2022/カラー/105分

音楽:セルヒオ・プルデンシオ 
出演:クリスティアン・メルカード、ロベルト・チョケワンカ


ボリビア現代史の重要な事件・チャコ戦争(隣国パラグアイとの間で1932年から35年にかけて戦われた)で、同じボリビア軍に属していた白人で裕福な家庭出身のギレェルモとアイマラ人で貧農のセバスティアン。ギレェルモが、負傷したセバスティアンを救ったことから、ふたりの間には友情が育まれる。しかし、やがて二人は真逆の方向の道を辿ってゆく。

上映スケジュール

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