通常上映

アーカイブ・コレクション Part 16

ヴェルナー・ヘルツォーク初期作品集 


会 期: 2月28日(水)~3月3日(日)※休館日・休映日除く
観覧料: 
大人=500円/大学生・高校生=400円/中学生・小学生=300円/福岡市在住の65歳以上の方・「わたすクラブ」会員=250円(要証明書・会員証原本提示)/障がい者の方および介護者の方1名=無料(要証明書提示)

◎すべて総合図書館収蔵/16ミリフィルム・日本語字幕付上映


2/28(水)11:00 3/3(日)14:00

生の証明
Lebenszeichen

監督・製作・脚本:ヴェルナー・ヘルツォーク 
出演:ペーター・ブログレ、ウォルフガング・ライヒマン

1968年/西ドイツ/90分/白黒






第二次世界大戦下、戦地で負傷したシュトロツェクが地中海に面した要塞の警備に配属される。無為の時間を過ごしていくにつれ徐々に正気を失ってゆく。バカンス向きの温暖なギリシャの気候が、まるで人を狂気を駆り立てるように巧みに演出されているヘルツォーク監督長編第一作。

3/1(金)11:00 3/2(土)14:00

蜃気楼
Fata Morgana

監督・脚本:ヴェルナー・ヘルツォーク

1971年/西ドイツ/77分/カラー





アフリカのサハラ砂漠とサヘル砂漠での蜃気楼をとらえることで、近未来的風景に見立てたSFを構想しつつも、撮影が始まるとすぐにコンセプトを破棄し、現地で出会った人や風景をスケッチした三章で綴る異色作。フロンティアを常に求めるヘルツォーク作品のなかでも、本作の撮影は過酷を極めた。


2/28(水)14:00 3/2(土)11:00

ガラスの心
Herz aus Glas

1976年/西ドイツ/94分/カラー 
監督・製作:ヴェルナー・ヘルツォーク 
出演:ヨーゼフ・ビアビヒラー、シュテファン・ギュットラー




18世紀、バイエルンのガラス工場が舞台。特別な輝きを放つルビー・ガラスの作り方を知っていた唯一の職人がいなくなってしまい、工場主はルビー・ガラスをどうにか作ろうともがくが、次第に村全体が狂気を帯びてくる。陰鬱とした室内シーンと、雄大な自然とのコントラストが功を奏している。

3/1(金)14:00 3/3(日)11:00 

シュトロツェクの不思議な旅
Stroszek

1977年/西ドイツ/108分/カラー 
監督・脚本:ヴェルナー・ヘルツォーク 
出演:ブルーノ・S、エーファ・マッテス、クレメンス・シャイツ 





刑務所を出所したブルーノは、娼婦のエーファ、老人のシャイツとで暮らし始める。アメリカに仕事があるから来ないかと誘いを受け、三人は大西洋を渡るが、移動式のプレハブハウスのローンの重荷によって、早々に生活は行き詰まる。辺境での撮影を好むヘルツォーク作品には珍しく、撮影した同時代を舞台とした悲哀のロードムービー。

上映スケジュール

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