Asian Film Joint 2024

とるにたらない


会 期: 11/7(木)~11/17日(日)
料金:1回券1,300円
※シネラ招待券のご使用はできません
◎来場ゲスト、関連イベントも多数ございます/詳細はAsian Film Joint 2024公式サイト(https://asianfilmjoint.com)をご確認ください

主催:三声舎
協力:福岡市総合図書館、福岡フィルムコミッション
助成:(公財)福岡市文化芸術振興財団「FFACステップアップ助成プログラム」、(公財)野村財団
後援:福岡市、(公財)福岡市文化芸術振興財団


◎特に表記ないものデジタル上映

11/9土 17:30 11/17日 14:30

これが星の歩きかた
This Is How We Walk on the Planet

九州初上映

2020/日本/26分/カラー/英語字幕付き
監督:清原惟





2020年のとある日、太陽フレアの影響によりスマホなどの携帯電話回線に電波障害が起こった。その影響で早めに閉店したデパートに取り残されてしまった木下花。彼女はそこでかつての同級生である渉と偶然の再会を果たす。閉ざされたデパートで過ごすことになった二人に訪れる、小さくも特別な夜の物語。

すべての夜を思いだす
Remembering Every Night

福岡初上映

2022/日本/116分/カラー/英語字幕付き
監督:清原惟

©2022PFFパートナーズ(ぴあ、ホリプロ、日活) / 一般社団法人PFF




多摩ニュータウンに住む三人の女性たちの、ありふれた、けれども特別な一日を描く。ニュータウンを歩き回る知珠(ちず)。行方不明になった老人を捜すガス検針員の早苗(さなえ)。大学生の夏(なつ)。それぞれが街に積もり重なる記憶に触れ、そこにいない誰かへの思いを巡らせる。

11/7木18:00 11/15金15:00

オアシス・オブ・ナウ
Oasis of Now

日本初上映

2023/マレーシア=シンガポール=フランス/90分/カラー/日本語・英語字幕付き
監督:チア・チー・サム




クアラルンプールの古い集合住宅の一角。その階段の吹抜けは母娘の密会場所であり、特別な時間を共にする。しかし二人は同じ団地にいながら別々の場所へ戻らねばならない事情があった。ハンは色んな家庭に赴いては家事を続け、娘は母と少しでも共にいられる時間を切望する。

11/9土11:00 11/13水18:00

目は開けたままで
Sleep With Your Eyes Open

日本初上映

2024/ブラジル=アルゼンチン=台湾=ドイツ/97分/カラー/日本語・英語字幕付き
監督:ネレ・ウォーラッツ




カイは傷心旅行で台湾からブラジルの沿岸都市へ降り立つ。彼女は立ち寄った傘屋で、アジア系移民の店主フアンと出会い、彼が残した大量の絵葉書を譲り受ける。絵葉書の裏には、中国人女性シャオシンによる日記が綴られていた。カイは日記のなかの物語に自分自身を重ね始める。

11/7木 15:00 11/17日 11:00

真昼の不思議な物体
Mysterious Object at Noon

九州初上映

2000/タイ/83分/白黒/日本語・英語字幕付き/35ミリフィルム上映
監督:アピチャッポン・ウィーラセタクン




監督がある女性へのインタビューを終えた後「何か他の話はありませんか?本当のことでも、嘘でも良いので」と告げる。女は戸惑いながらもその場で創作した少年と女性教師の物語を語り出す。その後、監督はタイの国中を旅しながら、各地で出会う人々によって物語の続きが紡がれ、変容していく様子をカメラに収めていく。
(作品提供:山形国際ドキュメンタリー映画祭 )

11/10日 16:30 11/14木 15:00

スモール・アワーズ・オブ・ザ・ナイト
Small Hours of the Night

日本初上映

2024/シンガポール/103分/白黒/日本語・英語字幕付き
監督:ダニエル・フイ



1960年代後半のシンガポール。独立を果たし、国として新たなアイデンティティを模索していたこの国の片隅で、ある暗い部屋に囚われた女性のヴィッキーが男に尋問されている。彼女自身の個人的なトラウマやこの国が経験した様々な記憶と対峙する長い一夜を経て、やがて彼女のアイデンティティは曖昧になっていく。

11/10日 11:00 11/14木 18:00

蛇の皮
Snakeskin

九州初上映

2014/シンガポール/105分/カラー/日本語・英語字幕付き
監督:ダニエル・フイ






2066年、ある男が手渡された2014年のシンガポールのフィルム。映画はそこに記録されていた様々な人物の個人的な思い出や回想と、並行してシンガポール国家の建国神話を展開する。それらが交錯し、やがてこの地における抑圧と抵抗の残像があぶり出されていく。(作品提供:山形国際ドキュメンタリー映画祭)

11/10日 14:00

デモンズ
Demons

2018/シンガポール/84分/カラー/日本語・英語字幕付き/福岡市総合図書館収蔵作品
監督:ダニエル・フイ




女優志望のヴィッキーは、尊敬する演出家ダニエルの新作舞台で大役を射止めるが、それは終わりのない搾取と抑圧の始まりだった。女優による芸術的苦悩をシンガポールという国が経験してきたトラウマと重ね神話的に描き出す。監督が個人とシンガポール国家との関係を見つめる「ヴィッキー三部作」の二作目。

11/16土16:30

黄色い繭の殻の中
Inside the Yellow Cocoon Shell

九州初上映

2023/ベトナム=シンガポール=フランス=スペイン/178分/カラー/日本語・英語字幕付き
監督:ファム・ティエン・アン



交通事故で突然亡くなった兄嫁の遺体を、失踪した兄に代わって故郷に送り届けることになったティエン。事故で奇跡的に助かった幼い甥を連れて帰郷した彼は、かつての恋人との再会を果たし、兄の消息を辿る旅を続ける。やがてそれは彼自身の魂の在処を探す旅へと変質していく。(字幕協力:東京フィルメックス、映像産業振興機構)

11/9土 14:30 11/15金 18:00

石がある
There Is a Stone

九州初上映

2022/日本/104分/カラー/英語字幕付き
監督:太田達成






旅行会社の仕事で郊外の町を訪れた女は、川辺で水切りをしている男と出会う。女は男との距離を慎重に測っていたが、いつしか二人は上流へ向かって一緒に歩きだしていた。〈あそび〉のはじまりと終わり。意味や目的から抜け出し、ただそこに在るものを見留める無為の時間に充ちる特別な感覚が、映画に結晶している。


11/8金 18:00 11/13水 15:00

広島を上演する
Performing Hiroshima

九州初上映

2023/日本/133分/カラー/英語字幕付き
監督:三間旭浩、山田咲、草野なつか、遠藤幹大
企画:マレビトの会




演劇カンパニー「マレビトの会」が長崎、福島の舞台シリーズに続き、広島を題材に制作したオムニバス映画。広島で暮らす女性が友人と詩を共作する「しるしのない窓へ(三間)」、原爆の爆心地のすぐそばで胎内被ばくした女性が語る「ヒロエさんと広島を上演する(山田)」、大切な存在を失った女性が喪失と向き合いながら日常生活を送る「夢の涯てまで(草野)」、広島にまつわる演劇のリハーサルと、難聴の音響スタッフが野外で音を採取する姿を追う「それがどこであっても(遠藤)」の4作。



上映スケジュール

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