通常上映

日本映画名作選

日本映画の名作・秀作の特集

会期:9月1日(木)~25日(日)※休館日・休映日除く
観覧料:500円(大人) 400円(大学生・高校生) 300円(中学生・小学生) 

※定員制。各回入替制。
※チケットはすべて当日券。前売り券はありません。(チケットの販売は上映の1時間前からです。)
※障がい者の方は無料。福岡市在住の65歳以上の方は250円。(手帳や保険証などの原本の提示が必要です。)
※「わたすクラブ」会員の方は250円。(会員証の原本の提示が必要です。)


河内山宗俊 
監督:山中貞雄 出演:河原崎長十郎 中村翫右衛門




9月1日(木)11:00
9月17日(土)14:00

1936年/16ミリ/モノクロ/81分/日活=太秦発声

浪人・金子市之丞は夜店で甘酒を売るお浪がお気に入り。お浪の弟・広太郎が河内山宗俊の居酒屋に出入りしたことから、宗俊もお浪と出会いその純粋さに惹かれる。ところが広太郎の借金のためお浪が売られそうだと知った市之丞と宗俊は、お浪を救うため立ち上がる。歌舞伎を原作とした映画だが、自由に脚色されている。可憐なお浪を当時15歳の原節子が演じている。
※作品が古いためお見苦しい箇所があります。御了承ください。

歌ふ狸御殿 

監督:木村恵吾 出演:高山廣子 宮城千賀子




9月9日(金)11:00
9月23日(金・祝)14:00

1942年/35ミリ/モノクロ/84分/大映

カチカチ山の親分泥ェ門の娘お黒は、父の死後継母と姉に苛められていた。狸祭りの日、姉のおきぬは白木蓮の木の美しさに嫉妬し、斬り倒そうとする。それをお黒が止めるのだが、白木蓮の精は感謝しお黒を魔法で姫に変身させる。本作は狸を主人公とした時代劇ミュージカルという変わり種映画。このような作品が戦時中に作られたことも驚きだが、そのセットの見事さは一見の価値がある。

博多どんたく 
監督:丸根賛太郎 出演:阪東妻三郎 入江たか子




9月3日(土)11:00
9月14日(水)14:00

1948年/16ミリ/モノクロ/78分/大映

博多八丁兵衛は男気溢れる博多商人。ある日八丁兵衛は芸者のおせいと知り合い、恋仲となる。しかし黒田藩の勘定奉行・雨森もおせいを狙っていた。また雨森は城の改修工事のため重税を課し始める。博多八丁兵衛は実在の博多商人で、本作は八丁兵衛を主人公として創作された物語。博多町人と黒田藩の関係が元となっている人情味あふれる作品。

殺陣師段平 
監督:マキノ雅弘 出演:市川右太衛門 月形龍之介




9月10日(土)11:00
9月22日(木)11:00

1950年/35ミリ/モノクロ/104分/東横映画

大正時代。澤田正二郎が起こした新国劇は、旧来の歌舞伎のような殺陣を嫌い、リアルな殺陣を創造しようとする。一座の殺陣師である段平はなかなか澤田の殺陣が理解できなかったが、妻のお春に支えられ新しい殺陣を創造する。不器用な段平を月形龍之介が熱演、マキノ監督が人情味豊かに描いた芸道版の「王将」。

カルメン故郷に帰る
監督:木下恵介 出演:高峰秀子 小林トシ子




9月11日(日)14:00
9月23日(金・祝)11:00

1951年/35ミリ/カラー/86分/松竹

東京でダンサーとして成功したカルメンは、友人のマヤ朱実をつれて故郷である浅間山麓の村に帰ってきた。自分を芸術家だと思っているカルメンだが、二人の派手な行動は村で大騒ぎとなり、とうとう父親は寝込んでしまう。日本初のオールカラー劇映画として製作された画期的な作品。内容は木下監督のオリジナルのアイデアであり、高峰秀子がカルメンをコミカルに演じており、一種の風刺喜劇となっている。

大江戸五人男 
監督:伊藤大輔 出演:阪東妻三郎 市川右太衛門




9月1日(木)14:00
9月10日(土)14:00

1951年/35ミリ/モノクロ/132分/松竹

水野十郎左衛門を頭とする白柄組は江戸で横暴を繰り返していた。ある日芝居の邪魔をしようとした白柄組に対して町奴幡随院長兵衛は敢然と抵抗する。以来十郎左衛門は長兵衛を目の敵にする。松竹30周年記念として製作された時代劇大作。阪東妻三郎と市川右太衛門の二大スターの共演、講談を元に「番町皿屋敷」なども盛り込んだ娯楽作品である。

続社長太平記  
監督:青柳信雄 出演:森繁久彌 小林桂樹




9月2日(金)11:00
9月18日(日)14:00

1959年/35ミリ/カラー/104分/東宝

婦人下着メーカーの錨商事は、福岡市に支店を開店する。社長以下幹部が福岡にやって来て宴会を開く。支社長の大森は料亭で酔っぱらいを締め上げるが、それは地元の有力者であり、錨商事は開店早々苦境に陥ることになる。森繁久彌主演で50年代から60年代にかけて人気を博したコメディー映画、「社長シリーズ」の1本。

青春残酷物語  
監督:大島渚 出演:桑野みゆき 川津祐介




9月2日(金)14:00
9月11日(日)11:00

1960年/35ミリ/カラー/96分/松竹

大人の世界に興味を持つ女子高生・真琴は、見知らぬ男性の車に乗り、ホテルに連れ込まれそうになる。そこを助けた大学生の清は、男から金をとる。味をしめた二人は中年男を引っかけて金を脅し取っては遊び歩く。当時の社会背景を織り込みながら若者達の無軌道な暴走を描いた作品で、大島渚の監督第二作であり、出世作となった。


しろばんば 
監督:滝沢英輔 出演:島村徹 北林谷栄




9月4日(日)14:00
9月15日(木)11:00

1962年/35ミリ/モノクロ/101分/日活

大正時代の伊豆。小学生の洪作は父母と離れて、血のつながらない曾祖父の妾だったおばあちゃんと暮らしていた。ある日女学校を卒業した叔母のさき子が伊豆に帰り、洪作の小学校の先生となる。原作は井上靖の自伝的な小説。脚本は木下恵介で、旧家のプライドや大人たちの愛憎、多感な少年の心の変化などが美しい映像で描かれる。

真剣勝負
監督:内田吐夢 出演:中村錦之助 三国連太郎




9月17日(土)11:00
9月22日(木)14:00

1971年/35ミリ/カラー/76分/東宝

宮本武蔵(中村錦之助)は、枯れ野の一軒家、宍戸梅軒の家に一夜の宿をとる。夜酒を飲み談じる内に梅軒は、武蔵こそが女房お槙の兄を殺した仇であることを悟る。梅軒は手下の8人衆を集めて武蔵を襲わせるが、武蔵は彼らを次々と倒していく。そして鎖鎌の達人・梅軒と対決する。本作は「宮本武蔵」5部作の番外編。同時に内田吐夢監督の遺作となった。本作は武蔵と宍戸梅軒夫婦の一日の物語であり、小品とは思えない一級の娯楽時代劇となっている。

伊豆の踊子 
監督:西河克己 出演:山口百恵 三浦友和




9月15日(木)14:00
9月24日(土)11:00

1974年/35ミリ/カラー/82分/東宝=ホリプロ

大正末期。伊豆を徒歩で旅行する一高生の川島は、途中下田に向かう旅芸人の一座に出会う。一座の踊子・かおるに興味を抱いた川島は一座と旅を共にする。川島に仄かな恋心を持つかおるだが、それは身分違いの恋だった。「伊豆の踊子」6度目の映画化作品。アイドル歌手だった山口百恵の映画デビューのための作品だが、見事な演技で女優デビューとなった。6つの「伊豆の踊子」の中では最も原作に忠実に作られている。

太陽を盗んだ男 
監督:長谷川和彦 主演:沢田研二 池上季実子




9月8日(木)14:00
9月19日(月・祝)14:00
9月25日(日)14:00

1979年/35ミリ/カラー/147分/キティフィルム

中学の物理の教師、城戸は原子力発電所からプルトニウムを強奪して、自分の部屋で原爆を作る。そして警察に対して野球のナイターを最後まで放送しろと要求する。そして彼は次第に要求をエスカレートさせていく。それまでの日本映画に見られなかった社会性を持ったアクション映画の娯楽大作。沢田研二がニヒルな主人公を好演する。

四季・奈津子 
監督:東陽一 出演:烏丸せつ子 阿木燿子




9月9日(金)14:00
9月25日(日)11:00


1980年/35ミリ/カラー/119分/東映=幻燈社

福岡に住む4人姉妹の次女・奈津子は活動的な現代女性だった。ある日前衛劇団の公演を見た奈津子は、東京に住む写真家と出会い、新しい世界を求めて東京に出る決心をする。五木寛之原作のベストセラー小説の映画化作品。20代の女性の感性、当時の時代感覚を見事に表現しており、浮遊するような奈津子が魅力的である。


家族ゲーム
監督:森田芳光 出演:松田優作 伊丹十三




9月8日(木)11:00
9月19日(月・祝)11:00


1983年/35ミリ/カラー/106分/にっかつ=ニュー・センチュリー・プロデューサーズ=ATG

沼田家では高校受験を控えた息子の茂之のために家庭教師をつける。ところがやって来たのは三流大学の7年生という変わり者の吉本。父親から成績が上がれば特別報酬を払うと言われ、吉本は暴力的に茂之を教え始める。奇妙な家族関係をシュールに描いた一種のコメディーであり、大評判となって森田芳光監督の出世作となった。

押繪と旅する男
監督:川島透 出演:浜村純 鷲尾いさ子




9月3日(土)14:00
9月16日(金)11:00

1994年/35ミリ/カラー/84分/バンダイビジュアル=TBS

年老いた邦晴がいつも思い出すのは10歳年上の兄・昌康のことだった。大正時代、邦晴が少年だった頃、昌康は妻の相手をせずに、いつも浅草に出かけていた。昌康は押繪の「八百屋お七」に魅了されていたのだ。邦晴が昌康に頼まれて双眼鏡を覗くと、昌康は押繪の中に入ってしまう。江戸川乱歩の同名の短編小説が原作。幻想的で不思議な乱歩の世界を映像化している。

歓待
監督:深田晃司 出演:山内健司 杉野希妃




9月7日(水)14:00
9月18日(日)11:00

2010年/デジタル/カラー/96分/和エンタテインメント/英語字幕付き

小林家は下町で印刷業を営んでいた。ある日加川という男が働き始めるが、当初頼りになる男だった加川は様々な外国人を小林家に連れてくる。監督は本作を「他者の存在によって自らを見直し変化を余儀なくされる人々の物語」と語る。平凡な日常が突然不条理な世界へと変わっていく物語。

信さん 炭坑町のセレナーデ 
監督:平山秀幸 出演:小雪 池松壮亮




9月4日(日)11:00
9月16日(金)14:00
9月24日(土)14:00

2010年/35ミリ/カラー/108分/「信さん」製作委員会

昭和38年。東京で暮らしていた美智代は、息子の守とともに故郷である福岡の炭坑の町に帰ってきた。美智代は洋品店を開く。ある日、地元の子どもたちに絡まれた守の前に一人の少年・信一が現れ、守を救ってくれる。親を早くに亡くし、親戚にひきとられていた信一は、貧しい生活の中で自由奔放に生きていた。そんな中で息子を助けた件で優しく接してくれる美智代を信一は母のように慕い、恋心をいだく。美智代も信一を「信さん」と呼びかわいがるのだった。まもなくして炭坑の重労働が原因で肺を患っていた信一の叔父が亡くなり、信一の生活もさらに厳しくなっていく。筑豊出身の原作者の子ども時代の思い出が投影されたノスタルジー溢れる作品。福岡県田川市、大牟田市、福岡市、長崎県など、九州各地で撮影されている。


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